自分独自に整理
最初に整理基本を読んで下さい
整理基本
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自分で整理する方法を4例紹介する
【其の1】
第三者の仲裁で債務整理出来る場合がある、交渉上手な友人知人がいれば協力を要請すると良い
特に数ヶ月〜半年以上の滞納状態が続いている場合は第三者の仲介により引き直し計算以上で元金の2分の1から5分の1程度で和解出来る可能性がある
弁護士へ任意整理を依頼する直前なら一度は自分で交渉してみる価値がある、費用もかからず任意整理より大きな減額が期待出来る
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【其の2】
長期延滞していると業者から返済案を提示して来る場合がある
その場合も大幅な減額の期待が出来る、但し保証人の取付や公正証書作成が条件の場合はヨクヨク考慮する事
連帯保証人
公正証書
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ここからは自分単独で強制的に整理する方法を2例紹介する
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【其の3】
最初に引き直し計算をする、正確な計算は大変なので大体で良し
引き直し計算
引き直し計算方法
次に下記の内容で内容証明郵便を送る
内容証明郵便
貴社からの借入金を利息制限法に元ずき引き直し計算の結果〇月〇日現在〇○円の利息の過払いが認められます、この過払いを元金に充当すると〇月〇日現在の実質借入元金は〇○円となります、今後はこの引き直し計算後の元金に対する利息制限法の上限利率を持って返済することと致します、なを、みなし弁済規定は今後認めない事を宣言します
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上記のような内容証明郵便を送り、以後は一方的にこの方法を持って返済する
注意する事は自分でキチント返済額の元金充当額と利息充当額、及び残額の帳簿を書いておく事と延滞しない事だ
以上のようなことを実行した場合に考えられる事は、業者からの執拗な催促と嫌がらせ、そして裁判である
催促については自分の信念でやった事なので耐える、聞く耳を持たない
嫌がらせには監督官庁への苦情申立で対処する
裁判では全額一括返済を要求して来るだろう、一括請求に対しては過去の判例を抗弁し対処する、又みなし弁済規定が争点となるだろうが理論武装して望めば業者に勝ち目は無い、勝ち目の無い裁判は起こさないと思える
一括請求
みなし弁済規定
以上の方法で完済したにも関わらず請求が続く場合は、業者が裁判を起こすのを待つか、自分から債務不存在確認訴訟を起こせば良い
その場合も「みなし弁済規定」が論点となろうが理論武装で切り崩せる
この方法は利息をゼロには出来ないが、借入金額が多い場合や取引期間が長い場合は大変有効な方法である
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次ぎの方法は元金を大幅(1/3〜1/10)に減額要求する場合に有効である
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【其の4】
下記のような内容証明郵便を送る
小生遺憾なながら多重債務となり、御社への返済が困難となりました、このままでは自己破産も予議出来ない状況であります、誠に申しわけ御座いませんが当方の提示する整理案に同意戴きたく宜しく御検討をお願い申し上げます
【整理案】
現在の残元金50万円を12万円に減額し月額1万円で12回の分割払とする、なを今後は金利及び延滞金をゼロとする(金額は払える額とする)
以上の条件で新規契約書の取り交わしを希望します
なを御社が上記和解案に同意出来ない場合は話合いによる協議を希望し、和解出来る迄一切の支払いを留保します
本件に同意戴けない場合、自己破産も余技出来ない状況であり宜しくご配慮をお願い申し上げます
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強硬な手段だが有効な方法である、少なくても債権者を話し合いのテーブルに着かせる事は可能だ、但し業者が支払督促や訴訟を起こす事が考えられるが、意義申立や答弁書により対処出来る
支払督促
裁判所〜訴状
自己破産という切り札があるので業者も賛同せざるを得ないと思える、最終的に自己破産を覚悟なら非常に有効な方法であり、自己破産申立の前ならお薦めである
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上記3と4の例は強引な方法であり、開き直りの精神が必要、気持ちの持ち方は踏み倒し方法を参照し強固な精神を養って下さい
踏み倒し方法